立山縦走・風雨と雷鳥とわたし 【スペランカー登山隊】 [登山]
9月中旬、北アルプスは立山に登ってきました。
・・・とは言いながらも、当初の予定では剱岳に挑むつもりでしたが、挑む当日が雨・・・
ならば、翌日が雨でなければ待機するつもりでしたが、予報は100%雨・・・
中西保志、、、最後の雨・・・
(あんたなに言ってるの?)
さすがに雨中の剱に挑むのは無謀ですし、リスクも高いことから剱岳は断念するという決断に至りました。
まあここはひとつ、勇気ある撤退とでも言っておきましょう!
(オー!!)
来年また来ればいいさ・・・と、みんなで再チャレンジを誓うのでありました。
しかし、タダでは帰りませんぞ。 (ムフっ)
東京から片道6時間かけてここまできたのですから、雨だろうが嵐だろうが?
立山だけは登頂して帰ろうぞと!
(オー!!)
そんな立山は日本百名山のうちのひとつ。
立山という名の山はなく、雄山、大汝山、富士ノ折立の三座を総称して 立山 と呼ばれています。
主峰は雄山ですが、最高峰は大汝山で 3015m です。
ということで、無駄に無駄を重ねているこの企画・・・
日本百名山全制覇(絶対無理だよ)プロジェクト! の巻。
今回は山小屋で一泊。 テントで一泊と、二泊三日の予定でしたが、剱岳撤退という結果になりましたので
一泊二日の立山縦走プランに変更しました。
結局、使うことのなかったテント道具を背負っての山歩きとなり、ザックが無駄に重すぎる(笑)
今回参加したメンバーは隊員N氏、隊員S氏と隊長のわたくしに加え、昨年の妙義山以来の参戦
レスキュー隊員A氏の4名にて。
首都圏から車を走らせ、長野県側のアルペンルートの入口、扇沢に到着。
そこから室堂(富山県)までアルペンルートの乗り物で登っていきます。
トロリーバス ⇒ ケーブルカー ⇒ ロープウェイ ⇒ トロリーバスと、4つも乗り継いで行くのですが、
待ち時間もあったりして結構面倒・・・(^_^;)
東京から4時間以上かけて来てるのに、さらに1時間半かかりますからね。 移動だけで疲れてしまいますよ。
最初はトロリーバスに乗って黒部ダムを目指します。
トロリーバスは、名前も見た目もバスですが、じつは電車です。
車体上の架線から電気を取って走っているので電車なんですよね。
でも来年から充電式になるので、バスになるようです。
(どっちだよw)
見た目は変わらないんだろうけど。
バスを降りたら肌寒いトンネルを抜けて黒部ダムへ。
来た~ 黒部ダム。
ここに来るのは自身2回目ですが、やはりダムのデカさは半端ないですね。
まるで要塞ですよ、要塞。
ひゃ~ よくこんなん作ったなあ・・・って思います。
そして黒部湖。
そんな黒部湖を眺めていたら・・・
ムムっ! いったい何者!?
黒部ダム出身のゆるキャラ超人でしょうか?
となりのお姉さんの背中を確認したら、名前は "くろにょん" との事。
風貌が猫っぽいので "くろにゃん" かと思いきや、違うんですね。
黒四ダムからの 「くろよん」 からモジったってことでしょうか!?
そんなくろにょんと、みんなで一緒に写真を撮ろう!
(オー!!)
・・・と、隊員N氏と順番待ちをしてたら、なんだか急に待ってるのが恥ずかしくなってきましてね。
我に返りました。
うちらはそうじゃないんだと。
ふぅ~ あぶないあぶない。 あやうく くろにょん の策略にハマるところだったぜ~
(なにが?)
ダムの放水もしてましたよ。
ハイシーズンは観光放水として毎日行っているみたいです。
真上から覗いてみる。
放水の水しぶきが風で上空に流され、観光客に降り注ぐレインボーシャワーと化してました。
でもわたくしは、なんとか生きてます。
(なにが?)
左側からのアングルも迫力ありーのです。
ダムの壁から放水される光景を見ていると、あのキン肉マンの額から血が噴き出した
水芸セントヘレンズ大噴火を思い出す人続出です。
(あんただけだよ)
黒部ダムを通過し、今度はケーブルカーに乗りマッスル。
えげつない角度(笑)
黒部平駅まで、高低差約370mを5分で登ってくれるケーブルカーです。
しかしながら、立山黒部アルペンルートの観光客は、ほぼ中国人や韓国人でしたね。
ケーブルカー車内も、周りが何をしゃべっているのかまったくわからん(笑)
ここは日本じゃないみたい。
つづいて、ロープウェイに乗る前に大観峰の展望台に寄ってみました。
ここのロープウェイは800mの高低差があるらしいのですが、その区間に一本も支柱が無いんだとか。
あらま。 ホントに無いね。 大丈夫かね?(笑)
ふと遠くに立派な山が見えていると思ったら、鹿島槍ヶ岳も見えていた。
自分が四年前、鹿島槍に登った時は暴風雨で、山そのものの姿も見れなかったのに、まさかここで初めて
鹿島槍の姿を見ることになろうとは。
アトラクション3つめは、ロープウェイです。
ゴンドラ内もまた、観光客でぎゅうぎゅう詰め。
ゴンドラに詰め込まれた ”はぐれ悪魔超人コンビ” かよ! と、思わずにはいられないでしょう。
(そうでもない)
そして乗り継ぎのラストは、再びトロリーバスにて。
唯一、このバスだけが空いていました。
(あれだけ沢山いた観光客はどこに行った?)
やっとこさ、アルペンルートのゴールとなる室堂ターミナルに到着なり。
ここまで長かった~(>_<)
ちなみにアルペンルートのチケット往復料金は9050円です。
懐に厳しいズラ
室堂に着いたので、まずは立山の絶景を見てみよう! ってことで、外に出てみると・・・
わあ~(^O^)/
ウケる~(笑)
天気予報である程度予想はしておりましたが、最高のガスり具合です(笑)
我がスペ隊の晴れ男・隊員S氏がいてしても、天気の回復は有り得ないのかと!?
室堂で昼食をとり、この日泊まる山小屋へと向かいます。
室堂から歩いて50分くらいの場所にあるので、今日は厳しい登りがないと思うと気が楽でした
ムムッ( ゚ε゚;) なんだかガスがとれてきましたぞい!
山肌が見えるようになってきました。 草木は黄葉が始まった感じの色合いですかね。
山荘への道は石畳が続きます。
その途中の分岐にて・・・ ムムッ( ゚ε゚;)
地獄谷へは立入禁止だそうです。
グムー 地獄めぐりができないではないか・・・(-_-;)
火山ガス濃度が高く、有毒ガスが充満しておるそうで、行く手をブロッケンマンです。 ウマイ!
(ウマイの?)
てくてく・・・
ムムッ( ゚ε゚;) みくりが池でございます。
なんだかワニがいそうな池ですね。
(どこがだよ)
よし! ここは 地獄めぐりNo.1 ワニ地獄 にしよう。
(強引だなオイ)
ゲゲェー!!! なんとも、みくりが池に映る 逆さ立山連峰 ではないですか???
天気予報では晴れ間なんて望めない予報だったのに、わからんもんですね~
実際に山へ来てみないと、天気ばかりはホント読めないですよね。 とくにアルプスは・・・(^_^;)
やはり隊員S氏の晴れ男効果が、ここにきて発揮されたのかもしれません。
青空も見えてきたぞい! これは明日の天気も良い方向に向かうことを願うしかありません!
(でも、予報通り雨でしたが)
ムムッ( ゚ε゚;) あそこが 地獄めぐり の中枢でしょうか!?
地球は生きている。
火山ガス情報ステーションです。
古館伊知郎がいそうな感じです。
(いません)
建屋の前にもありますが、遊歩道の所々にはサイレン灯みたいなものが設置されておりまして、地獄めぐり
からの有毒ガスが風向きによって流れてくる可能性があることを教えてくれるみたいです。
安心は安心ですが、実際サイレンが鳴ったら焦るでしょうね。
なんだかホントに晴れてきましたよ
下方の地獄めぐりまで石畳の道が続いているということは、以前はあそこまで行けたんですかね?
みくりが池温泉が見えてきました。
日本で一番標高が高い所にある温泉です。
温泉も地獄めぐりの恩恵をうけて乳白色だとか。
てくてく・・・
今度は雷鳥荘が見えてきました。
今夜泊まる雷鳥沢ヒュッテは、あの建物のさらに奥です。
それにしても、立山連峰の全貌が徐々に見えるようになってきた~
今回の山行で、景色を楽しめたのはこの時間帯だけでしたね。
それだけでもラッキーだったかも。
ムムッ( ゚ε゚;) なんともそこは、血の池地獄!
うふふ。 地獄めぐりNo.3 って書いてあります。
(書いてねーよ)
・・・にしても、肉マニアには反応できる場所。 隊員N氏もわざわざ 「隊長! 血の池地獄ですよ!」 と、
わたくしに教えてくれるのですから、大変ありがたいことです。
しかしながら、立山の美しい姿には見惚れますね~
見惚れて歩いていると、道を踏み外しますのでご注意を。
(この時、わたくしが道を踏み外したのを誰も知らない)
いったん下ってまた登る・・・ ここが、この日唯一の登りだったかな?
ええよ、ええよ! このぐらいの登りはね~
道もかなり整備されていて、ホント歩きやすい道でした。
雷鳥沢ヒュッテまで1時間は歩きますが、このような道が続いているので観光客でもヒュッテまでは
十分行けるかと。 (雨の日じゃなければ)
ふむふむ。 黄葉になる一歩手前の雷鳥沢テント場です。 色付きはまだまだといった感じ。
当初の計画では、この日が晴れ予報だったら、このテント場でテントを張る予定でした。
この日は張ってるテントも少なく、ガラガラでした。
しかしながらこの景色、涸沢カールに匹敵するんじゃないかな? この日一番の景色ですよ。
青空が見えたのはこれが最後でしたけどね
(無念)
翌日は、風雨の中、あそこの稜線を必死で歩くことになります(笑)
てくてく・・・
この日のお宿、雷鳥沢ヒュッテ(白い建物)が見えてきました。
その奥に見える赤い屋根の山荘(ロッジ立山連峰)をご注目ください。 (赤丸部分)
先日の台風で屋根が吹き飛んでしまったそうです(>_<)
もし2階で寝ていたらと思うと、どうなっていたんでしょうか!?
地獄めぐりNo.5 竜巻地獄・・・
ゾッとしますね。
(なんでも地獄めぐりにするな)
さて、室堂から歩くこと一時間弱、雷鳥沢ヒュッテに到着なり。
早速受付を済まして、このヒュッテの代名詞でもある温泉へ行くぞ!
(オー!!)
温泉は外湯と内湯がありまして、まずは外湯。
これぞ温泉! といった にごり湯 です。
半露天風呂って感じですね。
湯船で立つと、立山連峰の景色が眺められます。
近くを歩いている登山者には顔が丸見えの程度です。
しかしこの温泉、、、 とにかく熱い(笑)
無防備に足を浸けてしまったので火傷するかと思いましたよ。
お湯をかき回したくらいでは絶対に入れません。 スタッフさんからは 「一番風呂の人は水道の水を
全開にして、お湯を冷ましてから入って下さい」 と、説明されました。
その通りに蛇口を全開にし、5分くらい湯もみをしましたが、それでも入れんません・・・(゜o゜;)
熱湯風呂どころではないでしょう。 マジで。
これほどまでに熱いとは!
45℃程度の湯温なら耐えられるわたくしのボディを持ってしても無理(笑)
で、源泉温度を確認したら・・・
ゲェー!!!
源泉73℃(笑) そりゃ入れんわ
ココはあれですね、、、 地獄めぐりNo.4 焦熱地獄 ですね。
(地獄めぐりはもういいよ)
結局4人で交代しながら10分以上は湯もみしましたが、まだ足も浸けられるレベルには至らない。
しばらくしてオジサン2人が助っ人的に入ってきて、交代要員を増やし、湯もみ作業を6人で回し、
やっと湯船に肩までつかれるぐらいになりました。
そこまでおよそ30分。 大苦戦ですよ。
結果的に登山よりも湯もみで筋肉痛になったことは言うまでもありません(笑)
湯船に入ってても、誰かは湯もみしていなければすぐに熱くなってしまうので、
まったく気が抜けないというこの温泉・・・ モースト・デンジャラスコンビです(笑)
この温泉、絶対一人では入れないと思う。
全員の意見が一致したのですが、湯もみ専門のバイトを雇って欲しいです。
そのバイト、成り立つと思いますよホントに(^_^;)
ちなみに後から入って来たオジサン2人ですが、すぐそばのテント場で一週間滞在中とのこと。
しかもそのオジサンのうちの一人が、ブラタモリの黒部の回でタモリさんに説明やら案内?をされた方だそう。
その放送回は観てたと思うんだけど、本人のお顔は全く覚えておりませんでスミマセン
外湯と格闘した後は、今度は内湯へ。
ここもまた熱いんかい!
湯もみはもう勘弁(笑)
でも、助っ人のオジサン2人が外湯から先にこっちへ移動してて、湯もみをしてくれてました。
(先にオジサン達を内湯に行かせるという作戦が成功w)
内湯は外湯と違って、透明なお湯でした。 広さは外湯の二倍はあるでしょうか。
内湯は24時間いつでも入れるようです。 いつもなら夕食後に再び温泉に入りに行ったりするのですが、
また熱いだろうし、何よりまた湯もみをしないとならないと思うと、足が遠のきます(笑)
え? 他のお客さんが湯もみしてくれてるかもよ?
それがですね、この日の宿泊客は我々スペ隊と、男性二人組(ひとりは外国人)だけでして、また温泉に
入ろうものなら湯もみをするのが確実なんですよ。 (←湯もみがトラウマになっていたw)
温泉でサッパリした後は、テラスで生ビールタ~イム!
至福の時。。。 この日は温泉とビールを楽しみにここまで来たようなもの。
立山連峰を眺めながらの一杯は格別っす。
うぇ~い。
夕食前なのに、ツマミを大量に持ち込むという(笑)
そんな夕食は17時半から。
お刺身、トンカツ、鶏肉、そして餃子までも。
おかずが豊富なのがいいですよね。 山小屋の夕食としては上位ランクに入りますよ。
とても美味しかったです。
また画像には写ってませんが、ほかにもシチューがあったりして、おかわりも自由でした。
(どっかの山小屋とは大違いだw)
お腹がはち切れんばかりで、ごちそうさまでした。
就寝・・・ZZZ
二日目。
予報通り、外は雨でした。 この日の剱岳アタックは無理。
翌日天候が回復するようなら、剣沢でテントを張って待機する予定でしたが、天気予報では雨。
スペ隊の気象予報士 隊員N氏 も雨予報。
スタッフさんの長年の経験からも雨予報。
・・・・・
ムリじゃ。 今年の剱岳は撤退じゃ。 当日そう決定的し、立山縦走へとプランを切り替えました。
まあ雨の中のアルプス縦走もたまにはいいでしょう。 (←毎年じゃん)
しかしなんでこうも、我々のアルプスはいつも雨ばかりなのだろう。
(知らんがな)
今回縦走したルートはこちら・・・
雷鳥沢ヒュッテをスタートし、大走りコースを登って、ひとつめのピーク真砂岳を目指す。
真砂岳からは立山連峰の稜線を縦走します。 富士ノ折立、大汝山(立山最高峰)、雄山(主峰)と
立山三山を踏破し、一ノ越を経由して、ゴールの室堂へと向かいます。
標準コースタイム約5時間半のコースです。
早朝、テラスへと出る。
降ってるな~(笑)
雨の日の出発前、カッパを着たり、雨対策をするのに色々と準備をするのが面倒ですよね。
雨が降っているのに外へ一歩踏み出さなければならない。
きっと、テンション下がる人がほとんどだと思います。
ですが、わたくしはキライじゃないです。
雨の中の登山、わりと好きです。
(ホントかよ)
雨の中、外に出るのってなんだかワクワクしません?
雨風が強いとそれなりに過酷ですが、そんな登山もキライじゃないんです。 (←Mか?)
道中は辛さだけが浮き彫りになりますが、なんだか気持ちが笑っちゃうのです。
雨の中、山に登ってなにが楽しいのか・・・。 でも笑っちゃう。
今回、剱岳に登るのにもちろん晴れてほしかったですが、雨ならば立山と決めていました。
雨のほうが冒険ぽくてスペランカーらしい。
(そうなの?)
ということで、いざ出発ズラ。
まずは雷鳥沢テント場を抜ける。
昨日のオジサン二人のテントの色を教えてもらっていたが、スルーします(笑)
昨日のオジサン二人のテントの色を教えてもらっていたが、スルーします(笑)
ここは名前が雷鳥沢というだけに、雷鳥(特別天然記念物)がよく見られる場所なのかもしれません。
雷鳥はアルプスの高山地帯でしか見られないのである。
この日の楽しみは、景色は皆無ですし、雷鳥に遭遇するという期待しかありませんでしたよ。
なんでも雷鳥は雨の日に出現する可能性が高いんだとか。
外敵は雨の日に出てくることが少ないからですかね?
てくてくと進む。
木の板の橋は、雨によるスリップのリスクが高そうなので緊張感ありますね。 川も結構増水してます。
この日の山行写真は、隊員S氏におまかせすることにしました。
(自分の一眼レフを濡らしたくないだけともいうw)
大走りの尾根に入ってゆく。 稜線に出る為の急登は覚悟の上(笑)
いったん後ろを振り返る。
雨の中、テントを片付けるのってかなり面倒だろうな~って、つくづく思う。
テントが汚れるのが嫌だから山小屋泊にしたんですけれども、テントを持ってきた意味がないのでは? と、
思うかもしれませんが、それが我々のヘタレ精神です(笑)
なるべく急登じゃありませんように・・・と、願いながら歩いています。
その急登に近づいてくると、やっぱり登りつらそうだなあ~と、半笑いになる。
てくてく・・・
広い河原を歩いていると、ふと地面で動くものが!!
これはもしや!?
ら、雷鳥さんの集団じゃないですかい!
こんなに早く出会えるとは
こんなに早く出会えるとは
雷鳥は、個人的には鹿島槍ヶ岳以来の出会い。 その時も雨だったよなあ。
雨の日に出会える確率って、ホント高そうですね。
君達はファミリーかな?
4、5羽ほどいました。 別のところにも2羽ほど。
雷鳥さん、我々の前に出てきてくれてありがとうございます!
素敵な出会いをありがとうございます! ごっつあんです!
雷鳥さんにうしろ髪を引かれつつ、先を急ぎます。
急登では、道に所々に水が流れてきていたりするので、結構登りづらかったです。
えっちらおっちら
もくもくと登っていると、どこからか アラーム音 が鳴りだした!
Jアラートか!?
いやいや、隊員N氏の6時半の目覚し音でした
(どうでもいいよ)
標高を上げていくと、進行方向左手には雪渓が残っていました。
どうりで空気が冷たいはず。
途中、所々で休憩はするんですけど、かいた汗がすぐに冷えて、一気に寒くなるんですよ。
動いていないと低体温になってしまうので、休憩時間も長くとれないのが、ここの急登のしんどいところ・・・
雨風が強くなってきた(>_<) コンディションも徐々に厳しくなってきたぜ~
そんな中、雷鳥さんが再び登場(^O^)/ つらい登りにあって、唯一の癒し。
じつはここら一帯に、雷鳥さんの大家族がいたんです。 十羽以上はいたんじゃないかな。
えっちらおっちらと徐々に標高を上げてゆく。 周りなんも見えねーっす。
登りつらい。 ただそれだけ(笑) まだ稜線に出ないのか~~~
・・・と、思ってたら稜線に出たっぽい。
ヒュッテを出発してから丁度2時間・・・ 稜線に出ましたぜい。
もうすぐ真砂岳ってところで、なんだか鳴き声が聞こえるではありませんか。
もしや!?
またしても雷鳥さん。 どんだけサービスしてくれんねん(笑)
ここも大所帯の集団でいらっしゃいました(^_^)
周り、雷鳥さんだらけ(笑)
しかもみんなデカイ(゜o゜;)
下の方にいた雷鳥さん達とは大きさが1.5倍くらい違うように思えるほど。
このような悪天候の中、ふつうに生活してらっしゃる雷鳥さんって、ホント屈強ですよね。
弱音を吐きまくってる我々と違って、尊敬しますよ。
真砂岳一帯に住んでらっしゃるようなので、我々は真砂ファミリーと名付けることにしました。
その真砂ファミリーのボスが ↓ ↓ ↓ この雷鳥さんっぽいです。
堂々としているというか、直感でそう思いました。
(気のせいです)
真砂ファミリーの邪魔をしないよう、真砂岳山頂をお借りします
雨風もさらに強く増してきておりまして・・・
ダメだ。 悪天候にメンタルがやられてきている(笑)
真砂ファミリーにお別れをして、先を急ぎます。
縦走開始。 次の目的地は富士ノ折立。 真砂岳から45分のコースタイム。
その区間に風がしのげる場所があればよいんだけど、あるわけ無いよな~(>_<)
稜線上は風も強く、吹っ飛ばされそうです やめて~
晴れていれば楽しい縦走路だろうに、さすがにこんな状況では楽しめません(笑)
鹿島槍ヶ岳の時もひどかったけど、今回もまたひどいな(笑)
富士ノ折立に着きました。
山頂に行くのは危なそうなので、今回はパス! ここでいいっしょ。
次に行こ、次!
富士ノ折立から今度は最高峰の大汝山に向った。
えっちらおっちら
立山最高峰3015m 大汝山 に到着なり。
隊員S氏だけ、なぜか怪現象(笑)
もう一枚撮り直しても怪現象(笑)
どうなってるんだ(笑)
ということで、立山登頂によりわたくしに新たな1ページが刻まれました。
日本百名山37座目を制覇!!
(わ~ぱふぱふ~)
そんでもって残り63座・・・・・
絶対無理だよ!!
はい、少しでも早く下山したいので、次の雄山へと向かいます。
えっちらおっちら
大汝山から歩くこと30分・・・
立山の主峰 雄山 に到着なり。
雄山の山頂はあの鳥居の先。 ここもパス!
レスキュー隊員A氏は行きたそうでしたが、来年剱岳のついでにまた来ればいいし、強制的にパス(笑)
我々はピークハント部隊なので、最高峰の大汝山さえ登頂していれば、風雨の中そこまで登らなくても・・・
というヘタレ精神です(笑)
これで、立山縦走はやり遂げました。 さっさと下山します。
この日はずっと、このような霧もかかる雨の中の登山でした。
なにより、あれだけ雷鳥さんが見られたのは本当にラッキーでした。
雨ならでは・・・ですかね。
来年こそ、剱岳。 そして、晴れてください(笑)
途中、所々で休憩はするんですけど、かいた汗がすぐに冷えて、一気に寒くなるんですよ。
動いていないと低体温になってしまうので、休憩時間も長くとれないのが、ここの急登のしんどいところ・・・
雨風が強くなってきた(>_<) コンディションも徐々に厳しくなってきたぜ~
そんな中、雷鳥さんが再び登場(^O^)/ つらい登りにあって、唯一の癒し。
じつはここら一帯に、雷鳥さんの大家族がいたんです。 十羽以上はいたんじゃないかな。
えっちらおっちらと徐々に標高を上げてゆく。 周りなんも見えねーっす。
登りつらい。 ただそれだけ(笑) まだ稜線に出ないのか~~~
・・・と、思ってたら稜線に出たっぽい。
ヒュッテを出発してから丁度2時間・・・ 稜線に出ましたぜい。
もうすぐ真砂岳ってところで、なんだか鳴き声が聞こえるではありませんか。
もしや!?
またしても雷鳥さん。 どんだけサービスしてくれんねん(笑)
ここも大所帯の集団でいらっしゃいました(^_^)
周り、雷鳥さんだらけ(笑)
しかもみんなデカイ(゜o゜;)
下の方にいた雷鳥さん達とは大きさが1.5倍くらい違うように思えるほど。
このような悪天候の中、ふつうに生活してらっしゃる雷鳥さんって、ホント屈強ですよね。
弱音を吐きまくってる我々と違って、尊敬しますよ。
真砂岳一帯に住んでらっしゃるようなので、我々は真砂ファミリーと名付けることにしました。
その真砂ファミリーのボスが ↓ ↓ ↓ この雷鳥さんっぽいです。
堂々としているというか、直感でそう思いました。
(気のせいです)
真砂ファミリーの邪魔をしないよう、真砂岳山頂をお借りします
雨風もさらに強く増してきておりまして・・・
ダメだ。 悪天候にメンタルがやられてきている(笑)
真砂ファミリーにお別れをして、先を急ぎます。
縦走開始。 次の目的地は富士ノ折立。 真砂岳から45分のコースタイム。
その区間に風がしのげる場所があればよいんだけど、あるわけ無いよな~(>_<)
稜線上は風も強く、吹っ飛ばされそうです やめて~
晴れていれば楽しい縦走路だろうに、さすがにこんな状況では楽しめません(笑)
鹿島槍ヶ岳の時もひどかったけど、今回もまたひどいな(笑)
富士ノ折立に着きました。
山頂に行くのは危なそうなので、今回はパス! ここでいいっしょ。
次に行こ、次!
富士ノ折立から今度は最高峰の大汝山に向った。
えっちらおっちら
立山最高峰3015m 大汝山 に到着なり。
隊員S氏だけ、なぜか怪現象(笑)
もう一枚撮り直しても怪現象(笑)
どうなってるんだ(笑)
ということで、立山登頂によりわたくしに新たな1ページが刻まれました。
日本百名山37座目を制覇!!
(わ~ぱふぱふ~)
そんでもって残り63座・・・・・
絶対無理だよ!!
はい、少しでも早く下山したいので、次の雄山へと向かいます。
えっちらおっちら
大汝山から歩くこと30分・・・
立山の主峰 雄山 に到着なり。
雄山の山頂はあの鳥居の先。 ここもパス!
レスキュー隊員A氏は行きたそうでしたが、来年剱岳のついでにまた来ればいいし、強制的にパス(笑)
我々はピークハント部隊なので、最高峰の大汝山さえ登頂していれば、風雨の中そこまで登らなくても・・・
というヘタレ精神です(笑)
これで、立山縦走はやり遂げました。 さっさと下山します。
この日はずっと、このような霧もかかる雨の中の登山でした。
なにより、あれだけ雷鳥さんが見られたのは本当にラッキーでした。
雨ならでは・・・ですかね。
来年こそ、剱岳。 そして、晴れてください(笑)
【立山行程】
雷鳥沢ヒュッテ6:40 ⇒ 真砂岳8:50 ⇒ 富士ノ折立9:20 ⇒ 大汝山9:45 ⇒ 雄山10:15~10:45
⇒ 一ノ越山荘11:15 ⇒ 室堂ターミナル12:05 計5時間25分
雷鳥沢ヒュッテ6:40 ⇒ 真砂岳8:50 ⇒ 富士ノ折立9:20 ⇒ 大汝山9:45 ⇒ 雄山10:15~10:45
⇒ 一ノ越山荘11:15 ⇒ 室堂ターミナル12:05 計5時間25分
歩行距離: 7.2㎞
標高差: 743m (累積標高: 登り851m 下り731m)
消費カロリー:2777kcal
宿泊: 雷鳥沢ヒュッテ
日帰り温泉: 黒部観光ホテル
反省会: 金太郎(JR八王子駅)
【山バッジ情報】
立山の山バッジは、室堂の売店にてゲト。
今回の山行は雷鳥さんが主役でしたのでね。
それともうひとつ。 黒部ダムの文字が入った山バッジもありました。
扇沢駅の売店でゲト。
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