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黒富士と曲岳をゆく 【スペランカー登山隊】 [登山]


黒富士表紙.JPG

4月中旬、山梨県は黒富士と曲岳(まがりだけ)に登ってきました。


黒富士・・・ そういう四股名の関取がいてもいいですよね。

山の名前を見ただけで、まわしが黒い時の千代の富士が脳裏に浮かびます。


曲岳は、山の名前からして山が曲がって見えることから、そう名付けられたらしいのですが、

それよりも 「曲」 という漢字が、ザ・フィッシャーズに見えてしまう今日この頃です。 (は?)



じつは両峰とも山梨百名山にも選ばれている山。

ふたつの山を縦走することで、欲張って2座制覇することを企画。


じつはその2座の近くに 太刀岡山 というこれまた山梨百名山の山があるのですが、

一日で一気に3座制覇することも可能。


でも、そんな元気は我らスペランカー登山隊にあるはずもなく、即却下。

だって黒富士と曲岳を周るだけでもコースタイム5時間半あるんですよ!


ヘタレな我が隊にとっては当然避けるお話です。
(知らんがな)



そんなわけで、令和になっても無駄にやっていきますこの企画・・・


山梨百名山全制覇(その気もないのに無理するな)
プロジェクト! なり。




甲府駅でレンタカーを借り、今回の黒富士の登山口となる平見城駐車場へと走る。


持ってる地図には、3台しか車が停められないと書いてありましたが、まあ全然大丈夫っしょ!?

と、呑気に構えていましたが、本当に3台分のスペースしかありませんでした。

KM (1).JPG

しかも残り1枠・・・。 フライングゲットです。
(その言い方ふるいのでは?)


今回参加したメンバーは、隊員N氏とわたくし隊長の二人にて。


挑んだルートはこちらなり。

黒富士・曲岳.jpg

平見城駐車場近くに黒富士農場があり、その脇から入り、八丁峠を目指し稜線へ。

東側に鎮座する黒富士に登ったら、引き返して西側に鎮座する曲岳へと縦走する。

反時計回りで戻ってくる周回コースを選択しました。


スタートしてすぐの場所にあるのが黒富士農場です。

KM (3).JPG

養鶏が主なようで、脇を抜ける際に小屋から鶏がギャーギャーと喚いていました。

KM (2).JPG

画像ではわかりにくいかもしれませんが、小屋の中には数えきれないくらいの鶏さんたちが。

案内板を読むと、なんと鶏を一千羽も飼育しているんだとか。

いったい砂肝が何本食べられるのでしょうか。


この日の反省会は、焼鳥で決定です。
(いつもだろ)

KM (4).JPG

八丁峠へは右の道に入っていきます。

案内標識が真ん中の道の左側に設置してあるので、最初真ん中の道に入ってしまいましたよ。

我々以外にも間違える人っていると思うよ(>_<)

少し歩いて、なんかおかしいな?と思い、GPSを見て気付きました。
(GPS様々や[たらーっ(汗)]


ゆったりと舗装路を上っていくと、登山道の入口へ。

KM (5).JPG

矢印の方向に進み、まずは稜線となる八丁峠を目指します。

KM (6).JPG

登山道に入ると、八丁峠までの道は荒れた道もあれば石がゴロゴロしている道もあり、淡々と登っていきます。

KM (7).JPG

もちろん急登もありますよ。

できれば急登は勘弁してもらいたいものです。
(じゃあなんで山に登るんだ)


KM (8).JPG

大きいイワオを横目に黙々と登ってゆく。

時には行く手を阻むような枝木だらけの合間を縫って進んでゆく。

KM (9).JPG

枝を手で払いのけると、その反動でか、後ろにいる隊員N氏にはムチのように枝が飛んでくる。

まるでウォーズマンをムチで叩きながらしごくバラクーダのようだ。
(ふつうに読んでる人にはわかりづらいだろうが)




駐車場から一時間程で八丁峠に着きました。

KM (10).JPG

ここでいったん東へと向かい、黒富士登頂後は、またここに戻ってくることになります。


てくてくと歩き、升形山との分岐地点。

KM (14).JPG

升形山は、山頂からの展望が良いらしく、寄る人も多いらしいのですが、分岐から登り10分はかかるという。


二人で悩んだあげく、升形山に行くのをやめました。
(全然悩んでないだろうが)

KM (15).JPG

え? この写真の隊員N氏は何をやっているのかって?


むふふ。


それは升形山の山頂部を手で抑えるように見せているんですが、それで升形山を制覇したことにしました。
(やってることが意味わからん)



杉林を歩く中、前方に黒富士が見えてきました。

KM (16).JPG

山名に 「富士」 が付くからには、富士山のようなシルエットに見えるのかな?

調べてみましたら、どうやら升形山山頂から黒富士を見ると、黒い富士山に見えるらしいです。

本物の富士山は、白い富士山をイメージしますので、白と黒で対称的ですね。

まさにデビルマジシャンのイメージ。
(それはあんただけだろ)




えっちらおっちら[あせあせ(飛び散る汗)]





それにしても黒富士の山頂直下は急登です。

正直、山頂直下に急登はやめていただきたいものです。
(だからなんで山に登るんだ)


うんとこどっこいしょと登り切り、まずは一座目の黒富士登頂なり。

KM (17).JPG

標高1633mです。

山頂からの景色もなかなか良いですね~

KM (20).JPG

そして記念にフェイスフラッシュ![ぴかぴか(新しい)]

KM (18).JPGKM (19).JPG


そんなわけで、黒富士登頂により、わたくしに新たな1ページが刻まれました。。。




山梨百名山32座目を制覇!
(わ~ ぱふぱふ~ [手(パー)][手(パー)][わーい(嬉しい顔)]


そんでもって残り68座・・・




















その気もないのに無理するな!





・・・・・





はい。 次の曲岳を目指しましょう・・・ と、その前に、、、

お昼のモグモグタイムの時間です。


ただ山頂は狭くてですね。 山頂から少し逸れた所に、展望が抜群な場所がありましたので、

そちらで昼休憩をとることにしました。

KM (21).JPG

どうですか。 この大展望!

南アルプスの主脈たちや、八ヶ岳も揃い踏みです。

KM (24).JPGKM (22).JPG


見たまんまの勇姿がカッコイイ甲斐駒ケ岳。(画像右側)

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山頂の五丈岩が目立つ金峰山。

KM (23).JPG


カンマンボロンの瑞牆山。

KM (26).JPG


うっすらでしたが、先月に登った浅間山も見えているという。

KM (27).JPG

こんなに展望が良い山行は久しぶりです。

KM (28).JPG

展望を楽しみながら50分ほどモグモグタイムしたあと、曲岳へと出発します。


次に向かう曲岳までの稜線は、なかなか良い道だったな~

KM (29).JPG

わりと平原綾香な道が多いしね。

[本] 平原綾香とは、平坦な道や平原を示す山岳用語である。


いったん八丁峠へと戻りまして、今度は西側の曲岳を目指します。


その道中、この日初めてのトーナメントマウンテンが見えました。

KM (30).JPG
(ふつうに富士山と言いなさいよ)

ちなみに画像手前に見える木の枝ですが、富士山を指さしてるみたいでしょ?

「あれ見てあれ 富士山だ~」 的な。



てくてくと進んで行くと、前方に曲岳が見えてきました。

KM (31).JPG

進行方向からでは、残念ながら山が曲がっているようには見えませんでした。

もしかしたら自分の体を曲げて見るしかないかもしれませんね。
(強引な見方だなおい)


黒富士と同じく、曲岳の山頂直下も急登だったんですよ。

ホント、急登だけはやめていただきたいです。
(あんたがやめろよ)


登る途中、振り返れば雲から頭だけ出してる富士山の姿も。

KM (32).JPG

どんよりとした雲海みたいになっていますね。



えっちらおっちら[あせあせ(飛び散る汗)]と登りきり、本日2座目の曲岳に登頂なり。

KM (33).JPG

標高1642mです。

黒富士よりも9mほど高いんですね。

ちなみに三肉点もありました。 

KM (36).JPG

そういえば黒富士にも三肉点あったっけ?
(完全に見逃している)

ちなみに曲岳の山頂は、残念ながら眺望はないんですよ。


登頂の記念にフェイスフラッシュ![ぴかぴか(新しい)]

KM (34).JPGKM (35).JPG

え? わたくしが写る写真の構図が端っこ過ぎるって?


いやいやいや、これは隊員N氏の心意気なんですよ。

わたくしがキン肉マン好きだからと、三肉点と一緒に写してくれたんですよ。

だから失敗ではありません。

繰り返しますが、失敗じゃありませんからねホントに。
(どうでもいいです)


そんなわけで(どんなわけだ)、曲岳登頂により、わたくしに新たな1ページが刻まれました。。。





山梨百名山33座目を制覇!
(わ~ ぱふぱふ~[手(パー)][手(パー)][わーい(嬉しい顔)]



そんでもって残り67座・・・




















その気もないのに無理するな!





・・・・・





はい。 先へと進みます。


山頂からは観音峠へと下山しますが、その区間が今回のコース上で一番アグレッシブでしたかね。

まずはこの展望ブリッジ!

KM (37).JPG

先っちょまで行くのに、わりとスリルがありました。

そこからは茅ヶ岳も見えています。

KM (38).JPG

じつは茅ヶ岳も山梨百名山なんですよね。

このあたりのエリアは、山梨百名山が4座あるってことですね。




つづいては想定していなかった岩場登りのロープ。

KM (40).JPG

地図には書いていなかったので、こんなアトラクションがあるんだ?と、想定外に楽しくなりますね。

KM (41).JPG


そして、関取が通るには厳しい岩の隙間があったり、、、

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木の根っこを踏み場とするトラバースがあったり、、、

KM (45).JPG

なかなか楽しい道でした。

また、めまい岩というポイントもありまして。

KM (44).JPG

さすがにその先は危うそうだったので、覗きには行きませんでした。


なにより、観音峠までは激下りが続くんですよ。

KM (43).JPG

かなり気を使います。

そんな激下りを慎重に下り、無事登山道を脱出。

KM (46).JPG

当初の予定では、そこ曲岳登山口から登ろうと思っていました。

KM (47).JPG

が、、、 いやはや逆ルートにしなくてよかったです。

下ってきてわかりましたが、ここからの登りはかなりキツそうです(^_^;)



舗装路に出たら、あとは駐車場までひたすら林道歩きになります。


てくてくと歩いている中、曲岳の山肌に何かポツンと見えましてね。

KM (49).JPG

見つけたら、何だアレ?って誰もが思うはずです。

そこには、なにかモアイっぽい岩が見えるんですよ。

KM (48).JPG

アモイマン?
(違います)

例のコナミコマンドを入れたら出現してきた・・・的なモアイ像ですかね。


林道歩きは約50分・・・ 閉鎖ゲートを抜け、駐車場へと戻りました。

KM (50).JPG

林道は4月25日まで冬季通行止めでしたが、それ以降は曲岳登山口まで車で入っていけますので、

曲岳のみピストンしたい方にはもってこいかと。 (登りキツそうだけどw)



【黒富士&曲岳行程】

平見城入口駐車場9:45 ⇒ 八丁峠10:50 ⇒ 黒富士11:20~12:10 ⇒ 八丁峠12:25
⇒ 曲岳12:50~13:20 
⇒ 観音峠13:55 ⇒ 平見城入口駐車場14:40   計4時間55分

標高差:  609m(累積標高 登り1066m 下り1070m)

歩行距離:  9.7km
消費カロリー:  1900kcal

日帰り温泉:  ホテル神の湯温泉

反省会:  甲州屋台酔録劇場(甲府駅)

KM (53).JPGKM (54).JPG

甲府と言えば、鶏もつ煮。 
その鶏もつ煮に砂肝が入っていたことに感動(笑)




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