神剣なのよ男体山 【スペランカー登山隊】 [登山]
梅雨が明け、いよいよ夏山シーズン到来ですね。
首都圏近郊で言えば、奥多摩や丹沢はさすがにこの時期は暑すぎますから、
アルプスを目指す山ノボラーの方々もきっと多いことでしょう。
そんなスペランカー登山隊も南アルプスを予定していたのですが、今回は諸事情により、
栃木県日光にある 男体山 と 日光白根山 を目指すことにしました。
1泊2日で2座を制覇だ。
というわけでこの企画・・・
日本百名山全制覇(絶対無理だよ)プロジェクト!
で、ございマッスル
男体山 も 日光白根山 もどちらも日本百名山であり、奥日光湯元の温泉地を基点にすれば、
2日で2座行けんじゃね? と、欲張りな計画のもと、登ってきました。
初日には登りがキツイであろう男体山とし、2日目はロープウェイを利用できる日光白根山とした。
7月末のとある平日の初日、AM3時半に起床。
自宅海老名から車で都内に向かい、隊員N氏、隊員S氏と合流し、3人でいざ日光市へと向かう。
男体山の登山口となる二荒山神社に着いたのがAM9時半前。
男体山の登山ルートは下図になります。
男体山は霊峰であることから、正式には登山ではなく登拝と言うみたいですね。
標高は2486m。
二荒山神社の標高が1280mなので、1200mを登ることになる。
なかなかの標高差だ。
神社の受付にて入山料500円を納めて男体山に登ることができます。
この時、お守りがもらえますよ。
今回は車で来ているので、登山コースは神社から山頂までのピストンになりますね。
登り4時間、下り3時間の往復7時間の工程です。
準備を整え、出発したのはAM9時50分。
予報では午後3時ぐらいから雨が降り出す模様。
麓から見上げる男体山の山頂には若干の雲がかかっているくらいで、まずまずの天気です。
神社奥の鳥居をくぐって登山は始まります。
最初は石の階段を登って行く。
わたくしは3週間前、伊吹山に登って以来ですが、N氏とS氏は5月末の岩殿山から約2ヶ月ぶりの登山。
それでもわたくしのほうが、この階段で息切らしてゼイゼイ言うとる (歳だわw)
すぐに一合目を抜け、樹林帯の山道をえっちらおっちらと3合目まで登って行く。
えっちらおっちら
三合目では一旦、工事用舗装路に出ます。 (~AM10:27)
そこから比較的緩やかな道を四合目まで歩いて行きます。
その舗装路、いろは坂に例えると 「いろはにほへ」 ぐらい?ジグザグに曲がったかな?
スタートから三合目までは坂道だったので、この比較的平坦な舗装路でまずは一息つけますよ。
しかし四合目からは、山頂までずっと登り一辺倒なので、ひとときの安らぎかw
そんな四合目からが、この鳥居をくぐっての本格的な登山道となりますかね。 (~AM10:50)
出発前に神社の巫女さんには 「四合目の鳥居はくぐって下さいね」 と言われたので、
言われた通りくぐりましたが、もしくぐらなかったらどうなるんだろ?
(ちゃんとくぐりましたけどね)
その四合目では、やっと視界が開けます。
視界には中禅寺湖が。
ここ中禅寺湖に、もしネッシー的な伝説があるのなら、名前は 「チュッシー」 でしょうか。
(言いづれえよ)
えっちらおっちら
五合目まで来ました。 (~AM11:15)
この五合目から先は、岩だらけの道を登っていきまする。
落石に注意しながら慎重に登って行きますが、もし自分が誤って石を蹴ってしまい落としてしまったら、
下のほうの人に 「ラーク!」 と叫びましょう。
「ラーク」 とは落石の 「ラーク」 です。
(あんたウソ教えるな)
岩や石をひとつひとつ登っていくのに、段差が高い場所もあるので、結構足にこたえますよこの区間は
えっちらおっちら
七合目まで来たけど、まだ岩、岩、岩、のイワオだよ (~PM12:00)
天候は曇っているのですが、とにかく蒸し蒸ししてましてね。 水分の減りが早いです。
汗だくです。
ズボンにも汗が染みちゃって、なんだかオネショしたみたいになってます。
(そんな情報いらん)
えっちらおっちら
は・・・八合目まで来ました
滝尾神社の鳥居です。 (~PM12:23)
いや~ マジしんどいっす
それ以外の感想はないっすw
八合目の避難小屋の脇に、鎖場が登場。
事前のネット情報では、この鎖場を登ると若干近道らしいけど、迂回してもそんな変わらんと思うw
そんなわたくしは鎖場を登る・・・・・・・フリ。
迂回するよもちろん。 疲れるのヤダもん。
八合目を過ぎれば、岩場の急登はほぼ終わり。 ふつうの山道に戻ります。
が、、、 この道の先に土嚢が沢山置いてある坂道があるんですけど、これまでの疲れの蓄積で、
そこが一番体力的にもこたえたわ~
えっちらおっちら
九合目でいよいよ森林限界。
赤くザレた道になります。
コニーデ火山の面影とも言えるかもしれません。
標高も2500m近くになってきて、遮るものがないので風も強くなってきました。
気温も下がってきました。
相変わらず天候は曇りです。
ここまで来たら、山頂まではもう一息です。
山頂に着く前、この日唯一の展望が開けました。
眼下に中禅寺湖というこの景色が。
周りの山々が雲に隠れちゃってて残念です。
えっちらおっちら
そして、スタート地点を出発してから3時間30分、、、
男体山の山頂に到着しました~ (~PM1:20)
男体山の神である二荒山大神は、筋斗雲に乗っているようです。
しかし、そこが本当の山頂ではない。
そう、三肉点のある場所にあるシンボル・・・
あの神剣の場所が本当の山頂だ! (・・・と、我らは決めつけているがw)
スペランカー登山隊の当初の目的は、その神剣に触れることなのだ。
岩のてっぺんに刺さっている神剣。
天候が晴れていたら、神剣も輝いていたことでしょう。
(相変わらずの曇り男である・・・orz)
しかしながらこの神剣・・・ まさにゼットソードっぽいw
DBみたいに、剣を引き抜くと力が漲る・・・ということはないであろう。
逆に引き抜いたらバチアタリになるのではないだろうかw
その神剣はステンレスで造られてました。
というわけで、恐れ多くもその神剣に触れさせていただきました^^;
シャキーン! って感じで思わず写真を加工。
(本当は快晴の中、剣先が太陽の陽射しで輝いていればカッコイイのですが・・・w)
そんなわけで 日本百名山20座目を制覇!!
(わーぱふぱふ~)
そんでもって、あと残り80座・・・・
絶対無理だよ!!
しかし100座の内、5分の1まで辿り着けたとは感慨深い。
あと80座もあるのかと思うと、気が遠くなりますw
さて、もちろん三肉点はありましたよ。
一等三肉点。 ちゃんと 「肉」 の文字で刻まれていますw
合格です。
(なにが?)
もうひとつのシンボル、おにぎり石にて一枚
昔から嫁ちゃんに ”おにぎりみたい” と言われていた男としては、愛着湧く石である。
(知らんよ)
山頂に着いた時は、若干名ほかの登山者さんもいましたが、我々のモグモグタイム(昼食)の時には
誰一人いませんでした。
これも平日の景色なのでしょう。 静かで良い感じです。
しかし山頂は雲に覆われ、景色は全く見えずです。
(前回の伊吹山といい、なんでこうなるw)
とりあえず、山頂の鐘を鳴らしておきました。
遠くで雷も鳴り出してきたので、早々に下山へ。 (PM2:05~)
ゴールの二荒山神社に着いた時はもう、ヘロヘロでした
2日目へつづく・・・・・
【男体山工程】
歩行距離: 約8.2km
二荒山神社(AM9:50) ⇒ 3合目(AM10:27) ⇒ 5合目(AM11:15) ⇒ 7合目(PM12:00) ⇒
⇒ 男体山山頂(PM1:20~PM2:05) ⇒ 4合目(PM4:03) ⇒ 二荒山神社(PM4:45)
計6時間55分(山頂休憩45分含む)
宿泊: 奥日光湯元温泉おおるり山荘 (←宿泊者は生ビール飲み放題です。 但し、第3のビールw)
反省会: 同上
日光だけに、サンちゃんw
※山バッジは二荒山神社で購入できまする。