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八幡平(東北旅後編) 【スペランカー登山隊】 [登山]


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東北旅前編からのつづき。



岩木山の登山を終え、この日の宿泊地である大鰐温泉へと向かいました。


お世話になったのは 「界 津軽」 さん。


「界」 シリーズは、あの高級な星野リゾートのグループ。 ただ、一般庶民の我々がなんとか手が出るぐらいの

お値段で泊まれるクラスのお宿なので、たまには奮発しちゃおうかと、贅沢にも泊まってきてしまいました。


準高級お宿みたいなものなので、それなりのサービスは受けられます。

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コーヒーやらソフトドリンクはもちろんのこと、風呂上がりのアイス4種類は食べ放題。


青森産100%りんごジュースも飲み放題。 そして缶ビールも飲み放題。


至れり尽くせりやな~と。  当然お腹はガブガブです(笑)


なかでも一番驚いたのは、湯舟の傍らに地酒と紙コップが置いてあったこと。


お風呂に入りながら日本酒が飲めるという贅沢というか、今時そういうシステムはめずらしいのではないかと。


温泉のほか、楽しみは豪華な食事と美味しいお酒に舌鼓。


・・・・・


もうね、世界超人評議会のイヤデス・ハリスン代表の休暇か? と、思うほど。

(なにが?)


夜は夜で、夕食の後に津軽三味線の生演奏を聴き、線香花火をやったりと、わたくしの生活とは

かけ離れた時空間を過ごすことに。


そんな余暇を満喫していた中、一夜明けるとコレですよ。









・・・・・









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Jアラートで起こされるハメに(笑)


「誰だよぉ? 朝っぱらからファミコンでベースボールやってるのぅ・・・」 と、寝ボケをかますほど。


携帯電話ならぬ、黒電話に叩き起こされた津軽の朝、、、  窓の外は雨でした。




この日は青森から秋田へと移動し、八幡平にトレッキングをする予定でいたのですが、予報では一日中

雨との事。 せっかくの八幡平、雨の中トレッキングはしたくないので予定を一日ずらすことにしました。


とくに雨だった場合の予定を決めてなかったので、宿のチェックアウト12時までゆっくり滞在することに。

(ゆっくりし過ぎです)


館内では、希望者のみ 「こぎん刺し」 という津軽民芸の刺し子(AKBの指原氏ではない)を体験できる

教室も開かれていて、嫁ちゃんが 是非やりたい! と申すので、わたくしもそれに付き合うことに。


しかしながら、家庭科の通信簿1のわたくしが、裁縫なんてできるのだろうかと・・・(アワワ)










・・・・・









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できましたw 


どうです? 通信簿1のわたくしでもコースターに模様を手縫い出来るという快挙。


小学生の時に家庭科の授業で与えられた作品を何も作れなかったわたくし。


男子は家庭科の授業をする必要はねえ! と、小学生ながら下町ジジイの頑固っぷりに、家庭科の先生は

「この子はダメだ」 と、見放されたわたくし。 あの先生の冷たい目と態度は今でも目に焼き付いている。


それでもこうして作ることができました。 自分自身に感動です。


生まれて初めて作れた家庭科の作品ですからね。 やれば出来るじゃないかと。


製作途中では、嫁ちゃんの裁縫スピードとほぼ同じくらいに進み、もしかしたらわたくしのほうが先に仕上げて

しまうのでは? と、嫁ちゃんと争えるほどデッドヒート。


嫁ちゃんもチラチラわたくしの進み具合を気にして焦り出す始末。


わたくしも横目でチラ見をし、「ウム、これはもしかしたら勝てる!」 と、縫うペースをさらに上げる。


しかし、そうは問屋が卸さない。


逆にわたくしのほうが焦ってきてしまい、糸が盛大にこんがらがってしまう始末。


それはもう、夢の超人タッグ編準決勝の組み合わせを決めるリング上に置かれたロープのよう。


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(どんだけ・・・)


教室の先生に、なんとか解いてもらいました。

(結局手伝ってもらっているという)


ちなみにコースターの模様はトンボとの事。 ビギナークラスに与えられた模様のうちのひとつ。


できれば、コースターの模様をペンタゴンの顔ぐらいにはしておきたかったです。

(しなくてよい)




あ、、、八幡平の記事はもう少々お待ちください。 しばらく無駄な話が続きます。

(マジかよ)





宿をチェックアウトし、向かった先は弘前城周辺にあるねぷた村。

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青森と言えば ねぶた祭り が有名ですよね。


弘前では 「ねぶた」 じゃなくて 「ねぷた」 と言うらしいです。


なんだか親近感が湧きます。

(自分のハンドルネームが 「てぷこ」 だからか)


そんな ねぷた祭り の歴史に触れる良い機会だと思い、行ってみることにしたんです。




館内に入場すると、いきなりお姉さんから ねぷた祭り の概要を説明されました。


ねぷたと言えば太鼓。


それからお兄さんが太鼓を叩くデモンストレーション。


そこにお姉さんが笛を吹いて合いの手を入れる。


一連の音頭が終わると、お姉さんが 「どなたか太鼓を叩いてみませんか?」 と聞いてきます。


が、、、 何組かいるお客さんの中から誰も手を挙げる人がいない。


すると嫁ちゃんが『あんた太鼓叩きたいって言ってたじゃん』とか言い出し、わたくしを前に押し出す始末。


ゲェーっ!? 聞いてないよー!


「どうぞどうぞどうぞ」 と、お姉さん。  まるでダチョウ倶楽部のようなやり取りだ。


仕方なく、お客わたくしひとりが太鼓を叩くことに。



お兄さんから叩くコツを教わり、館内に大きな音を響かせる。


ドーン!  鼓膜に響く。


一連の動作を教わり、せーのでお兄さんと二人で太鼓を叩き出す。

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徐々に太鼓のリズムに乗ってくると、なんだか身体に太鼓の鼓動が伝わり血流にみなぎってくる感じだ。


こ、これは!?  


くりぃむしちゅーの有田氏が、突然リズムに乗ってくるアレと一緒だ。

(どんなだよ)


太鼓の音に合わせ、お姉さんの笛のメロディが絶妙なハーモニーとなる。

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さらに叩くリズムが乗ってきた。 楽しい。 もっと叩きたい。


太鼓の魅力とはこの事か! そう思った矢先、一連の音頭が終わってしまい終了。




・・・・・




惜しい。 ここで終わるのは惜しい。 できればもっと叩きたい。


次に待つお客さんのグループに同席しようかと思ったほどだ。

(迷惑だからさっさと先に進みなさいよ)










館内には、多くの ねぷた祭 の装飾品の展示がなされています。

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どれも素晴らしいねぷた神輿の絵でした。

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中にはブロッケン一族の象徴卍が描かれてあるものもありました。

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キン肉マン好きの方が描いたと思われます。

(思いません)




また、ねぷたに欠かせない装飾品のひとつに、このような 金魚ねぷた があります。

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超人血盟軍の旗を持ったバッファローマンのポージングをしようとして、躊躇した自分がいます。

(知らんよ)


その金魚ねぷたが、十二支の金魚ねぷたとして一斉に飾ってあるコーナーがあり、、、


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一瞬、ネプチューンマンのマスク狩りコレクションのコーナーかと思うほど。

(思いません)





ドラえもん、のび太、しずかちゃんの金魚ねぷたもありました。

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初代声優さんトリオが、TVの企画でここに訪問し、ご自身たちで作られたようです。


どうせなら、こぎん刺しよりも金魚ねぷたのほうが作りたかったかも。

(どうせあんたは何かしらの超人の顔にするんだろうが)





ちょうどお昼時、ねぷた村にあるお店でラーメンを食べました。

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醤油ベースのこのラーメン、、、 じつは冷やしラーメンです。 


ふつうにスープが入っていますが、冷たいんです。


冷やしラーメンと言えば、山形や福島で有名ですが、青森で食べられるとは思ってなかったので、

食べてみることにしました。

(・・・と言っても、ふつうに熱いラーメンがメニューにないというw)


熱々のスープが好きなわたくしですが、思ったより冷たいスープもイケましたね。


個人的には冷やし中華よりも好みかもしれません。










さて、2時間程ねぷた村で過ごした後、次の目的地の秋田へ。


なんだかんだで時間を潰せたので、ねぷた村、ありがたかったです。





秋田は八幡平へと高速道路で移動中、降りる予定としていたICが工事中で閉鎖しているとの事で、

その前のICで降ろされるハメに。


しかし、そのおかげで、たまたま通ったその道でナビが映したその場所は・・・・・!?

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ゲェー!! 花輪小w


キャプテン翼立花兄弟の母校であろう花輪小がナビに映っていました。


突然こういう聖地なる場所と巡り合えるのも嬉しいものですね。 興奮しましたよ。


時間も押してて学校には立ち寄れませんでしたが、おそらく校庭ではトライアングルシュートの練習をしている

子供達が沢山いたんだろうと思います。

(いねーよ)











この日に泊まったお宿は、東北の名湯 「後生掛温泉」 なり。

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ここの温泉もまた来てみたかった温泉のうちのひとつ。


昔からの風情が残る温泉で、湯治場もあります。

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おじいちゃんおばあちゃんが沢山いらっしゃいました。


お湯はもちろん硫黄泉のにごり湯。


地熱を利用した天然サウナや美肌に良いとされる泥湯。


そして名物でもある木箱に入っての蒸し風呂。

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(後生掛温泉HPより)


これはもう身体が癒されていくメディカルサスペンションに入った超人の気分を味わえます。

(熱くてギブしたw)


そして何よりわたくしの目を引いたのは、この火山風呂!

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(後生掛温泉HPより)

ザ・ニンジャが、転所自在の術でリング上に作りだした火口の中を思わせるような湯船!

最高です。

(あんた病気だよ)



もうね、一週間は滞在したいと思うほど満足のいく温泉でしたよ。


自身これまで各地の温泉に入ってきましたが、三本の指に入りますね。


では残りの2本はど~こだ?

(知らんがな)






いよいよ最終日。


ここまで頑張って走ってくれたミランダ・カーともこの日がお別れ。

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3日も乗ると、愛着湧くものですね~。




登山口のある八幡平山頂レストハウスに着いたのは午前9時前。

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平日ということもあり、駐車場には車2台しか停まっていませんでした。


おそらく日本百名山の中では、ここ八幡平は一番楽に山頂にいける山ではないでしょうか。


無駄な企画 「日本百名山全制覇(絶対無理だよ)プロジェクト」 なるものをやっていますが、

その一番最初の1座目が八幡平でした。


なのでここに来るのは二度目。  機会が二度、君のドアをノックすると考えるな。

(なにが?)


前回は時間も限られていて、山頂に行って戻ってくるだけのとても八幡平を楽しめたとは言えなかったので、

今回こそはと景色を楽しみながらハイキングコースを周回しようと決めていました。

・・・が、ほぼ景色は皆無。 駐車場に着く前から道路は霧に包まれたまま。


帰りの新幹線の時間もある為、限られた時間は2時間ほど。


ショートカットする周回コースならまわれなくはないので、すぐに出発。


またしても八幡平はゆっくりさせてくれない境遇やなあ(笑)


ということで、歩いたコースはこちら ↓ ↓ ↓

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山頂レストハウスをスタートし、見返峠でガマ沼方面にとショートカット。 

(時間があれば八幡沼まで一周したかったのだけれど)


ガマ沼を抜け、八幡平山頂へ。 そしてめがね沼、鏡沼を横目に山頂レストハウスに戻るコースなり。



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登山口入口ではなく、もう頂上への入口標識ですからね。 


最短は20分で山頂に着いてしまうというのですから、こんなに楽な百名山はありませんよw


しかし侮ってはいけません。 数年前に八幡平で起きた人食い熊事件の事が思い出されます。


あの事件は近くにあるクマ牧場のヒグマ6頭が脱走したことが事件の発端だったのですが、それを思うと、

ヒグマはいなくとも野生のツキノワグマはいるでしょうし、熊鈴は必携でしょう!

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でも、忘れてしまいました。 すみません(汗)


なので、手をパンパン叩きながら歩きましたさ。

(↑ 警戒心強すぎ)




今回歩いたコース上の道は、すべて石畳でした。

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まったく登山している感覚にはならないです(笑)




ガマ沼にやってきました。

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霧もかかってきて、沼の全容を見渡すことができません。


その先に展望台があるのですが、そこからでさえガマ沼はご覧の有様。

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そして向きを変え、八幡沼も霧に覆われている。

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思わず 忍法エスケープウォーターかよ! と、口に出して不満を漏らすほど。

(なにが?)




一瞬、雲の間から青空が見えたりもしたのですが、長続きせず。

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コース上には、それなりに高山植物は多種多様ありましたかね。

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スタートしてからてくてくと歩くこと45分・・・

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八幡平山頂に到着なり~ (これ山登り?w)

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でっかい櫓の展望台が目印の山頂ですね。


標高は1613m。 レストハウスからの標高差はたった72m。


これ、登山という概念に当てはまるの?(笑)


当然、展望台に登っても景色は何も見えずですw


ということで、日本百名山全制覇(絶対無理だよ)プロジェクトにおいて、ブログをやっていなかった当時

でしたから、1座目をお伝えすることはできていませんでしたので、ここで言わせてください。

(今更やらなくてよい)




八幡平登頂にて、、、



日本百名山1座目を制覇!!

(わ~ ぱふぱふ~[手(パー)][手(パー)][わーい(嬉しい顔)]


んでもって、残り99座・・・・・





























絶対無理だよ!




・・・・・




はい、お付き合いの程ありがとうございました。


過去にフラッシュバックすることができました。




では、山頂にて記念にフェイスフラッシュ!![ぴかぴか(新しい)]


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・・・・・



え? なんで画像が横なのか、ですって?


八幡平の 「8」 を表現しているポージングと思うでしょ?

いやいや、違うんですよ。


画像を横にしての 「∞」 パワーに決まってるじゃないですか。

(勝手にやってなさい)










さて、山頂レストハウスへと戻る途中、こんなのがありました。

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不思議な凹地との事。


大きな穴がぽっかりとあいているようです。


ウォーズマンの体内に侵入できるリサイクル・ゾーンにも見えます。

(見えません)


無理して飛び込まないようにしてくださいね。

(誰も飛び込みませんよ)



















てくてく



















そろそろレストハウスに着くころだなぁ~なんて思ったその時、ふと何気に左手方面を見たら・・・









ゲェー!!! 熊だ!


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どこどこ? どこに熊がいるん? って、嫁ちゃんが驚くものですから・・・


あ、あれだよ・・・って。






プーさん岩.JPG

くまのプーさんだろ、アレ。 


プーさん座ってるだろ?



・・・・・



おわり。










【八幡平工程】

山頂レストハウス(9:00) ⇒ 展望台(9:30) ⇒ 八幡平山頂(9:45) ⇒ 山頂レストハウス(10:30)
計:1時間30分

歩行距離: 2.4km
標高差: 72m

反省会: ぴょんぴょん舎(盛岡駅前店)
宿泊地: 後生掛温泉




【山バッジ情報】

八幡平の山バッジは、山頂レストハウスにて購入。

八幡平山バッジ.JPG



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