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妙義山に挑む! 【スペランカー登山隊】 [登山]

妙義山表紙.JPG

ついにこの日がやってきた。  妙義山の鎖場に挑む日が。


今回は久しぶりにスペランカーという名に相応しい登山だったかもしれない。


もともとヘタレな我が隊が妙義山に挑もうなんてこれっぽっちも思っておりませんでしたが、隊を結成してから

というもの岩場や鎖場を経験し、多少なりとも自信を付けていたのもあります。


個人的には石鎚山の四つの鎖場(試練、一、二、三の鎖)をクリアしていたので、妙義も行けるだろ? と、

内心思っていたのも確か。 その過信が一番危ないのですけどね(^_^;)


ミーティングにて、そろそろ妙義に挑戦してみようかと意見は一致。


事前に情報を数多く入手し、あらためて危険な場所であることは承知の上。


クライマーを除けば一般の登山者が挑める登山コースとしては上級部類にランクされるコース。

(山と高原地図では最上級に分類)


実際に登山を終えての感想ですが、先に言ってしまうと、高所恐怖症の人や自分の体重を腕力で支えることが

できない人はやめておいたほうが無難な場所でした。 


当然岩場や鎖場が未経験の人は無理だと思います。


ちなみにメンバーに高所恐怖症はおりませんで。 


体力はヘタレな我々ですが、まあなんとかなるかなと。


妙義山はこれまでの集大成の場であったかもしれません。

(大袈裟ですがw)


妙義に挑むにも当然天候も考慮。 


当日が晴れ予報でも前日まで雨だったら決行しないことも条件に加える。

(岩場が濡れている状態だけは避けたかったので)


天候条件そして体調管理も万全に、我らスペランカー登山隊はいざ妙義山に挑むのであります。





妙義山は群馬県にある日本二百名山にも選ばれている山。


また、上毛三山のうちのひとつ。

(赤城山、榛名山、妙義山)


この辺の地域では運動会の組分けをする際に赤城団、榛名団、妙義団に分け対抗戦を行う事が多いんだとか。


子供心に榛名団は嫌だなあ(笑)


名前からして強そうに思えないっちゅうか(^_^;)


まぁそんな事はどうでもよいのですが、妙義に挑んだルートはこちら ↓ ↓ ↓

妙義山地図.jpg

妙義の数ある難コースの内、白雲山コースに挑みました。


理由としては、ピークハントが目的でもある我がスペ隊にとって最高峰の相馬岳(標高1104m)がコース上に

あることに尽きます。 (山バッジを買うには最高峰に登るという隊の掟もあるのでねw)


他にも金洞山コースや裏妙義もありますが、あっちもあっちで危険度がさらに増しますし、なにより裏妙義では

ヤマビルも多く生息していると聞く。 緊張の連続の中で遭遇なんてしたら滑落しちゃうよ(>_<)


登山は妙義神社からスタートし、大の字、見晴、大のぞき、天狗岩を経て、最高峰相馬岳を目指します。


その間、いくつかの難関が待ち受けている。


下山はタルワキ沢コースを下り、中間道に出てから妙義神社方面へと帰りたいところですが、

登山道崩落の為、通れなくなっているので、やむを得ず遠回りして妙義神社へと戻ります。


約6時間半のコースタイムとなりますが、思ったより時間は掛かりました。








そんなわけで、妙義山に挑んだメンバーはいつものフルメンバーにて。


隊員N氏、隊員S氏、隊長のわたくし。


そしてもう一人、レスキュー隊員A氏w


A氏は以前わたくしも所属していた富士登山部のメンバー。


一緒に山に登るのは久しぶりです。


前々から 「妙義に行く時は誘って」 と言われていたので、今回満を持してのスペ隊初参戦!


計4人で妙義に挑みマッスル。






埼玉県の東松山駅でミランダ・カーを借り、高速道を走ること1時間強・・・

AM9時過ぎに妙義神社駐車場にピットイン。

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この日は日曜日でしたが、駐車している登山者の車はまばらでした。 予想外に空いていてラッキーか。


道中トイレはありませんので、駐車場前にある道の駅で済ませてから出発しましょう。

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[晴れ]天気は快晴で、絶好の登山日和となりました。

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まずは妙義神社でお参りしてから登ろうかと。

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参道の坂からは大の字がよく見えます。

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でもなぜ 「大」 なのだろう。


「太」 ではダメ?

(なんでさ)


最初は参道の長い長い階段を登ります。

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最初の洗礼と言いましょうか、早々にハァハァと息が上がるっつうw


季節は10月も始めだと言うのに、なんですかこの唸るような暑さは!


タオルを2枚持ってきたけど、この日は2枚ともタオルが絞れるほどに大量の汗をかく始末でした。






神社で安全祈願をし(←これ大事)、登山届けを提出して妙義の山の中へと入って行きます。

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登山道入口の看板に 「上級者コース」 と書かれてあるだけで、昔の我々なら怯んだことでしょう(笑)


まずはひとつめのチェックポイント 「大の字」 を目指して樹林帯の中を黙々と登っていきます。


これがまた急登が続きまして、序盤における踏ん張りどころ。


拭いても拭いても額から汗が湧き出てきます。


汗も拭けなくて夏・・・  JAYWARKの新曲発売間近。

(なにが?)






鎖が登場してきました。

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ですが、そこは全く鎖いらずの場所で、逆になんの為に鎖があるの? とさえ思ってしまうほどw



















えっちらおっちら



















それらしき鎖場が登場してきました。

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そこは岩場における鎖2連15mの鎖場。


徐々に妙義らしさが現れてくるってやつですかね。


ここの鎖場はホールド部分も多く、鎖を補助に登っていける岩場でした。

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傾斜もそれほどではないですし、一般的に楽しめる岩場ではないでしょうか。 まだまだ序ノ口。


地図にも記載されていますが、ここで苦戦するなら引き返すようなことが書いてあります。


言い得て妙義・・・。 まったくその通りですね。


先々の鎖場はほんとヤバいっす(笑)





そこを登りきると大の字のポイントへ。


「大」 の看板は大きな岩の上に設置されているので、垂直6mの岩場を鎖を使って登ります。

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ここもホールド部分が多く、鎖場の経験者なら問題なく登れます。

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岩の上に登ると、そこは展望が素晴らしい場所でした。

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関東平野全体が見渡せます。

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山に来て久しぶりの快晴なので、展望も抜群でした。


ふと背後を見上げると、岩の絶壁も圧巻!

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このあと、あの崖の上をポニョポニョと歩くことになります。

(どんな歩き方だよ)


大の字の場所はわりと狭いので、人が立てるのは7、8人が限度と言ったところでしょうか。

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実際順番待ちもありました。


しばらく大の字で小休止。 


ここでふと思ったんです。 「大」の看板の中央で白い服を着て座り込んでいれば、

遠くから見たら 「太」 に見えるはず!


でもずっとそこに座り込んでいるわけにはいかない。


だから遠くから 「太」 が見れた人はラッキーでしょうね。

(なにが?)




降りる際もホールドを頼りに鎖で慎重に降りていけば問題なし。

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登山口から大の字まで来て、ここで引き返すグループ(親子連れとか)も多いようです。






大の字から先は上級コースになりますので、ここでヘルメットを装着なり。




















えっちらおっちら





















山道を登ってくると、辻という分岐に着きます。

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石に黄色でキケンとペイントされた方面へと向かいますが、身が引き締まる思いです。


いよいよキケンな道に入っちゃったよと(^_^;)

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最初は短い鎖場があったりして、階段状に切られた岩の間を縫うように手取り足取り登ってゆく。

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しばらくすると、コース上で最難関と言われているルンゼ(岩壁)直立鎖4連30mの鎖場地点に着く。

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思わず下から見上げて 「おおお!」 と唸りましたよ。 岩壁の斜度は約60度だとか。


先行している若者二人が 「怖え~」 とか言いながら登っている。


ちなみにココの取付き点の左側には、奥の院と言われる神様を祀っている洞穴があります。


洞穴の近くまで寄ってみることにしたのですが、なんだか異様な雰囲気を感じましたね。


近づいちゃいけないような。


ネットの情報では、洞穴とか中の様子を写真に撮ろうとすると、うまく写らないような事も書かれており、さらに

洞穴の中を覗くと、地蔵さん?と目が合った時の恐しさたるや・・・みたいな事が載っていたので、なんだかバチが

当たりそうですし、すぐさま引き返しました(^_^;)


なので写真は撮っておりません。 (←小心者w)



ということで、第一の難関ルンゼ内30mの鎖場に挑みマッスル!


ここまで先頭だったわたくしも、ここは鎖場の申し子にお願いしたい。


レスキュー隊員A氏にゆずる(笑)

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さすがにA氏は上手く登って行くな~と、感心しながらその姿を下から撮ってみたのですが・・・

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こ、これは!?


写真がうまく撮れませんでした。 


これはもしや、奥の院に寄った影響でしょうか?

(あんたの体温が暖になって曇ってるだけだろうが)






ホールド部分がある所は、鎖と岩を掴みながら着実に登っていきますが、ホールド部分が見つからない時は

もう自分の腕の力だけで登るしかなかったですね。


しかも岩が濡れている場所もあったりして、滑るのが怖かった。

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二日前には雨が降っていた妙義。 日が当たらないこの場所では岩が乾ききっていなかったのかも。


途中、足のスタンスを大きくとってしまい、足がつりそうになってピンチの場面もありましたが、

ホントその場でつらなくてよかったよw




三番手の隊員N氏、最後尾の隊員S氏も無事にクリア!

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上の写真で、いかに岩場が直立に近いのかがよくわかるかと思いますw


ここは鎖が無かったらきっと登れないでしょう。

(クライマーは別として)


最後も腕の力だけで登るしかないのです。


ここは白雲山コースで最も滑落事故が起きている場所。


一番の要因は、腕力や握力がなくなって鎖から手を離してしまい滑落するという。


正直、ここで力を使い果たした感がある(笑)


この先大丈夫なのかと・・・(^_^;)


隊員N氏曰く、ここが一番怖かったとの事。


ちなみにわたくしと隊員S氏は、この先の難所が一番怖かったのですが、それは後程w





ルンゼ直立30mをクリアすると、すぐさま今度は7mほどの高さの鎖場へ。

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わりと垂直ではありますが、ホールド部分もあるのでそれほど難しくはありません。

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そこを登ると 「見晴」 という展望場所に着きます。 そこで一旦小休止。

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第一の難関をクリアした安堵感たるや。


隊員N氏もこの辺りで足がつってたな(笑)


景色は麓の道の駅も見えていました。

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見晴というだけあって、ここも展望はピカイチでした。

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裏妙義のシンボル的存在の 「丁須の頭」 も見えました。

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崖の上に漢字の 「丁」 が見えるでしょ?


その奥には、雲に隠れていますが浅間山です。






さて、握力が回復するまで休憩し、その先へと向かいます。



















えっちらおっちら




















第二の難関 「奥の細道」 に着く。

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奥の細道は我々が勝手に命名したんですけどねw


ここはチムニーと言われる岩の切れ目。


キム兄ではありません。 チムニーです。

(誰もそんなこと言っとらん)


ここは何が難関かと言うと、大きな岩の切れ目の隙間を大の大人が通れるか通れないかの瀬戸際の場所。


ここを通れなかったら来た道を戻るしかない(笑)


我々よりも太っている人は注意が必要です。

(我々でも苦戦した)


ふつうにザックを背負ったまま抜けようとすると、必ずや引っ掛かります。


ザックをその先に投げる者。 ザックが岩に擦れてでも強引に突破する者。 


各人それぞれでしょうが、我々は後者でした。


そう、一人を除いては。。。


レスキュー隊員A氏、、、 矢印の方から岩をはい上がって来やがった(笑)

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こっちから行けるっしょ? と。  身軽なA氏ならでは(^_^;)






奥の細道を突破したのも束の間・・・ 第三の難関へ。


そこはビビリ岩。

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絵的に ヒビリ になっちゃってるけどw


この標識の右手は切れ落ちた崖になっている。


垂直3mほどの岩壁に妨げられ、その先どうなっているのかが見えない。

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ぶら下げられた鎖を使って壁を登り、その先を見てみる。

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・・・って、ゲェー!!!


うそだろ?  正直腰が引けたw


ここを行くの?と。


ビビリ岩だけにビビりました。 写真を撮るのも忘れるくらいにw


そこの鎖場は岩が斜めに傾斜していて、鎖を手に取りながら斜め上方に上がって行かなければ

ならないのですが、なにが怖いって、傾斜している側が絶壁なんですよ。


ホールド部分もほとんど無くて、鎖から手が離れようものなら滑落は免れない。


とにかくその傾斜している岩に一歩踏み出す時が一番怖かったなぁ。


踏み出した時に足がズリ落ちないか不安でしたけど、足元の岩面が細かくボコボコしていたので、

滑り止めの役割を果たしているのかもしれませんね。

(そうなの?)


そんなわけで、文面だけでは怖さが伝わらないと思いますので、伝わりやすい動画を見つけました。


興味ある方は下記クリックして視聴してみて下さい。 きっと怖さが伝わるはずw


⇒ ビビリ岩動画




思わず先頭でビビリ岩を通過することになったのですが、ここは鎖が2連になっていまして、

ひとつ目は横にトラバース。 ふたつ目は上方に向かう鎖場となっています。


わたくしがひとつ目の鎖を通過するまでの間、二番手の隊員N氏が待機していたのですが、

ここでハプニングが発生![爆弾]


なんとも待機中の場所にスズメバチが飛んできて、隊員N氏の周りをウロウロしてるという!


お、おそろしや・・・Σ(゜ロ゜ノ)ノ


ハチを刺激しないように、N氏は動かず岩と同化していたという。 (←それ正解w)


わたくしがふたつめの鎖に取付き、スズメバチが行方をくらましている間に隊員N氏がスタート。


いや~N氏には悪いけど、二番手じゃなくて心底よかった(汗)




ちなみにビビリ岩を慎重に進んでいる間、まったくもって絶壁側を見る余裕はありませんでした(汗)


斜めの足場を斜め上に登って行くというのは中々の怖さでしたね。


ここを登りきった時の安堵感たるや(笑)


振り返ると、そこはもう登って来た先が見えないという。

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ここを逆に降りてくのは怖すぎですね(>_<)


そんな中、レスキュー隊員A氏は登りながら途中で後ろを振り返り、「怖え~」とか言いながら楽しそうでしたw


アドレナリンが出る出る出島とか言ってるし。

(出島は言ってない)




隊員S氏は、顔にモザイクがかかっていますが、笑顔でビビリ岩を登りきる。

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でもその笑顔は、怖すぎて笑っちゃったらしい(笑)


竹中直人の笑いながら怖がってる人みたいな。

(それは怒る人)




















えっちらおっちら




















続いては第四の難関へ。


そこは背ビレ岩。

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まるでゴジラの背中を歩くよう。


上から鎖がぶら下がってきてますが、その細いやせ尾根を登っていきます。

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三点支持で行けばそれほど難しい箇所ではありませんが、サイドは切れ落ちているので、

高所恐怖症でなくても足がすくみます。

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ひえ~って感じです。 下を覗けば目がくらみますよ。


背ビレ岩から間髪入れず、今度は5Mほどの高さの急角度の岩場下降。

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ここはホールドをしっかりと見つけて、慎重に降りていけば問題なし。


下から見ればこのような岩場.

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とにかく第一の難関ルンゼ30m~第四の難関背ビレ岩まで、気が抜けない登攀(とうはん)が続きます。


ここ妙義、、、 登山ではなくて、もう登攀というレベルだそうですw



その背ビレを通過すると、展望もまた素晴らしきかな。

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これから行く天狗岩もまた絶壁が迫力満点です。

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天狗岩をこの位置から見ると、本当にあそこの頂に立てるの? と、思ってしまいます。


そんな展望を楽しんでいる場所は、第五の難関である 「大のぞき」 でごわす。

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ここは体力的に最後の試練と言いましょうか、握力をかなり強いられる鎖場。


約7mの岩場が2セットあり、さらに滑り台状の岩場を30mを全44m下降するという終盤のハイライト。


レスキュー隊員A氏を先頭に、最初の7mを下降開始。

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この時点で鎖を握ってみて思ったけど、握力を最後の30m下降に使いたいので、なるべく鎖に頼らず、

ホールド部分を探しながら下降しました(^_^;)

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2セット目の7m下降。

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下にいる隊員A氏と隊員N氏が最後の30m下降取り付き点で待っているのは、先行しているパーティが

下降中とのことで待っていたらしいのですが、若い女性がその鎖場で泣きながら下降しているんだとか。


相当怖かったのでしょうね。 あとで下に降りてわかりましたけど、その女性の彼氏が外人さんで、無理やり彼女

を連れて来ちゃったのか、その女性が自ら希望して来たのかわかりませんが、自分の身の丈にあった山なのか

どうか、ここに来る前に自分で判断することは非常に大事なことだと思います。


ヘルメットもかぶってないもんなあ・・・(^_^;)





その女性も無事に降りきったので、我が隊も最後の30mを下降開始!

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さすがにレスキュー隊員A氏は速いw


ここは滑り台状の岩場ということで、足元が滑らないか不安でしたが、ほぼ滑ることはなかったですね。


雨が降って岩が濡れていたらわかりませんが。。。





途中で休憩している隊員N氏・・・

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ここで力尽きて鎖を手放し、滑っていっても助かる高さだな・・・と、思っていたそうなw


下から見上げた時の滑り台状の岩場はこんな感じ。

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隊員S氏が腰をかがめてますけど、わたくしもこの体制で下降してきたので、正直腰が痛かったです(笑)


途中で休んで、腰をそらす余裕はありましたが、降りきった後は、手の握力がもう限界でした(汗)


下降している時は火事場のクソ力でも発動していたんでしょうね。

(知らんよ)



これで、白雲山コースの難関ポイントはクリアした感じになります。


これでやっと、緊張から解放されて昼飯が食えるよ~とw

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名もなき展望スポットにてモグモグタイムとしました。



















えっちらおっちら



















先程、大のぞきから見た天狗岩の頂にて、無駄にみんなでフェイスフラッシュ![ぴかぴか(新しい)]

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この天狗岩から少し行くと、地図上に 「西肩」 と記された展望場所に着きます。

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ここで会ったおじさんは、妙義を知り尽くしているおじさんで、話を聞いていると、妙義のルートを開拓したり、

ロープを張ったり、鎖の点検などをやってる人のようでした。


でも、そこの岩場でカップラーメンの麺を全部こぼしていましたけどね(汗)

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おじさん曰く、ここ西肩の展望場所が一番のお気に入りなんだとか。


ただ、おじさんの話が長くなりそうだったので、我々は最後のミッションである表妙義最高峰の相馬岳に

向かうことにしました。

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西肩からは相馬岳の山頂が見えています。



















えっちらおっちら




















いったんタルワキ沢のコルまで下り、相馬岳へと登り返します。

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山頂までは、鎖やら岩場はありませんので、ただ急登をひたすら登っていくのみ。


地味に体力が奪われますw





そして、スタートしてから4時間半・・・


相馬岳登頂なり~(^O^)/

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そんな山頂は狭いです。


景色は、金洞山コースの山々が見えてます。

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ゴツゴツしてて、妙義っぽいですね~


あちらの山々も危険度MAXな上級者コースですが、個人的には特に興味はないです(笑)


三肉点もありーのです。

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何等かわからんw



ということで、相馬岳に登頂により、みんなで逆光フェイスフラッシュ![ぴかぴか(新しい)]

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下山はタルワキ沢のコルまで戻り、そのままタルワキ沢コースを下っていきます。


ただ、地図には載っていませんが、所々で鎖場が出現します。

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岩が濡れていたりして、慎重になる鎖場もありますので、最後まで気が抜けないですね。

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タルワキ沢コースを下りきり、疲れきったお二人さんw

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そんなわたくしも同様に疲れきっていましたが、ただレスキュー隊員A氏だけは全然元気という。。。orz


どんだけ体力あるんだよと(笑) 


この先の下りでも笑いながら走ってたしw




最後は中間道にて遠回りさせられましたが、てくてくと歩いて妙義神社にてゴールです。


そしてなにより、みんなが怪我なく無事に下山できて良かった(^_^;)


個人的な感想としては、かなり達成感のある登山となりました。


石鎚山の鎖場と比べると、今回のほうが怖さはあったかなぁ。


いや、石鎚の三の鎖も負けてないなぁ。


まあどっちでもいいや。

(なんだよ)






妙義神社の神様に最後に御礼して、帰路に着くのであります。

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しかし階段長いわ・・・orz 


最後の最後で、膝が笑うのであった。







【妙義山工程】

駐車場9:30 ⇒ 妙義神社9:45 ⇒ 大の字10:25 ⇒ 見晴11:20 ⇒ ビビり岩11:40 ⇒

背ビレ岩12:05 ⇒ 大のぞき12:20 ⇒ 天狗岩手前展望場(昼食)13:00~13:20 ⇒ 天狗岩13:30

⇒ 西肩13:35 ⇒ 相馬岳14:05~14:15 ⇒ タルワキ沢のコル14:30 ⇒ タルワキ沢出合15:15

⇒ 中間道・東屋16:00 ⇒ 妙義神社16:45 ⇒ 駐車場17:00  計7時間30分



歩行距離: 6.8km
標高差: 674m (妙義神社入口~相馬岳)

日帰り温泉: 妙義ふれあいプラザもみじの湯
反省会: 庄屋(川越駅)





【山バッジ情報】


妙義神社入口にあるお土産屋さんにてゲトしました~

妙義山バッジ.JPG


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